2009/12/10(木)
「スポーツ戦略論II」に北京オリンピック陸上競技4x100mリレー銅メダリストの
高平慎士氏(富士通陸上競技部)を特別講師としてお招きしました。
2009年12月8日(火)スポーツ戦略論IIの講義に北京オリンピック陸上競技(短距離)日本代表選手の高平慎士氏を特別講師としてお招きしました。
高平氏は、順天堂大学を卒業後、現在は富士通陸上競技部に所属されています。2004年アテネと2008年の北京オリンピック、2005年ヘルシンキ、2007年大阪、2009年ベルリンの世界陸上競技選手権大会において、短距離の日本代表選手として200mと4x100mリレーで活躍されました。リレーでは第3走者として各大会で入賞を果たしてきましたが、北京オリンピックでは、念願の銅メダルを獲得しました。100m、200m、400m、リレーなどを走ることができる日本では数少ないオールラウンドのスプリンターです。
高平氏は、「目標に向かって行くための芯がぶれていなければ、トレーニングの環境は問題ではなく、自分自身が何をすべきかが重要なことだと思います」と話され、ご自身が、世界各国で開催される国際大会の出場経験、コンマ数秒単位の勝負となる競技特性における集中力、トレーニングに取り組む姿勢や考え方などをわかりやすく解説していただきました。また、日常生活やトレーニングから得られる自信が人間力につながり、スポーツそのものの可能性や影響力、陸上競技を通じて経験されてきたことなど、高平氏の人柄を感じ取れるお話をしていただきました。実際に北京オリンピックの銅メダルを見せていただき、昨年の出来事ではありますが、ますます輝きを放っている印象を受けました。
高平選手の今後のさらなるご活躍を祈念いたします。