2011/09/02(金)
日本武道学会第44回大会を開催しました。
2011年8月31日(水)〜9月1日(木)の2日間にわたり、日本武道学会第44回大会が、国際武道大学を会場に開催されました。
一般研究発表は、人文・社会科学系、自然科学系、武道指導法、ポスター発表に分かれ98演題、その他特別講演、本部企画フォーラムが行われました。全国から約250名が参加し、会場は活発な議論の熱気に包まれました。
学会初日には、地元勝浦市商工会、勝浦市商工会青年部の協力を得て、勝浦名物タンタンメンの試食会、勝浦物産展・販売を行いました。また、大会会場において協賛企業、武道資料の展示の他、東日本大震災への義援金募集を行いました。千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」も参加し、本学教職員と学生スタッフ総勢70名の運営スタッフが大会運営を支えました。
主な大会概要および日程は下記のとおりです。
主催 | 日本武道学会 | |
後援 | 国際武道大学、勝浦市教育委員会、財団法人千葉県体育協会、日本武道館研修センター | |
協賛 | 東海教育産業株式会社、ミズノ株式会社、大塚製薬株式会社、株式会社クレーマージャパン、株式会社ベースボール・マガジン社、株式会社セイエイ、小西酒造株式会社、三福商事株式会社、創文印刷工業株式会社、勝浦市商工会、勝浦市商工会青年部、熱血!!勝浦タンタンメン船団 | |
大会委員長 | 蒔田 実 (国際武道大学学長) | |
大会事務局長 | 柏崎克彦 (国際武道大学) |
8月31日 | 総合司会 | 柏崎克彦 | |
特別講演 | 武道の比較文化論的考察 魚住孝至(国際武道大学) | ||
フォーラム | 武道の固有性を新たに問う | ||
― 武道の国際的普及をめぐって ― | |||
パネリスト | 坂上康博(一橋大学) | ||
アレキサンダー・ベネット(関西大学) | |||
司 会 | 長尾 進 (明治大学) | ||
松尾牧則 (国際武道大学) |
国際武道大学教員・学生による一般研究発表が15題ありました。
8月31日 | |
【人文・社会科学系】 | |
石塚正一 | 武道と健康に関する調査研究 |
―健康生成論の視点から― | |
林 伯原 | 中国明代における槍術の実態に関する研究 |
立木幸敏 | 1700年前後の小野家の刀法について |
―小野家・津軽家伝書に基づく研究― | |
【武道指導法系】 | |
大矢 稔 | 中学校武道必修化に伴う剣道指導法のあり方 座長 丸橋利夫 |
―『武道論集U』の検討― | |
宮腰浩一 | 学校体育(柔道)に適応可能なカリキュラムの試み |
―K大学における基礎柔道指導法を通して― | |
【ポスター発表】 | |
松尾牧則 | 星野勘左衛門に関する弓術伝書と弓具 |
笠原政志 | 高校弓道選手におけるコンディショニングの実態調査 |
矢崎利加 | 障害者に対する柔道療育の可能性 |
9月1日 | |
【人文・社会科学系】 | |
Sori Doval, Maja ドイツにおける柔術の展開及びその受容 座長 田中 守 | |
【武道指導法系】 | |
米田 聡 | 後方への受け身の安全性について |
山下迅香 | IJFルール改正に伴う柔道選手の意識調査 |
松井完太郎 | 障害者武道に関する事例の共有化 |
【ポスター発表】 | |
井上哲朗 | 剣道団体試合における選手配置に関する研究(1) |
岩切公治 | 剣道団体試合における選手配置に関する研究(2) |
井下佳織 | 空手道における傷害 |
―国民体育大会におけるトレーナーステーション利用状況から― |