2015/10/15(木)
「スポーツ戦略論U」に全日本男子バレーボール監督の南部正司氏
2015年10月6日(火)、「スポーツ戦略論U」の特別講師として、全日本男子バレーボールチーム監督 南部正司氏をお招きしました。
全日本男子バレーボールチームについて、FIVBワールドリーグ2015、アジア選手権大会、イタリア・ポーランド遠征、ワールドカップ等、そこに至るまでの過程や結果、今後の課題や目標をお話いただきました。
日本選手と外国選手の体格を比較すると日本選手はかなり劣っています。体力は鍛えれば世界のトップレベルに上げることができます。体力があれば集中力が最後まで持続し、プレイの精度も上がります。身長や筋力が勝っているだけでなく、身体の使い方をしっかりマスターすれば十分な競技力を発揮できることを結果として残すことができました。特にワールドリーグでは若手とベテランが一つになったほんとうに良い大会でありました。チームは苦しい時にこそ支え合う、自分がこけても次のプレイヤーが光るのであればという思いが団体競技には必要だと思います。チームのため、自分が1番ではなく、チームが1番でなければならない「チームファースト」を考える精神というものが選手たちに芽生えてきていました。また、経験や技術はもちろん自らが先輩たちから受け継いだ大切なものを後輩たちに伝えようと思うこと、そういったところでもキャプテンを務めた清水邦広選手はチームの柱として存在していました。